プロフィール

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東京科学大学 総合研究院・化学生命科学研究所 にて助教をしている佐々木遼馬と申します。現在,館山佳尚 先生の主宰する Computational & Data-driven Materials Chemistry (CD-Mach) group に所属しています。

私の主な研究分野は、計算物質科学です。特にイオン伝導や熱伝導をはじめとする 流れ (輸送現象) に興味を持ち、非平衡熱力学をベースとする理論計算手法の新規開発、および分子動力学シミュレーションを用いた実材料での応用計算で「実験では見られない」原子・分子スケールでの現象の理解・材料設計に興味を持っています。

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略歴

  • 2014年4月 東京工業大学 工学部・第3類 入学
  • 2015年4月-2018年3月 東京工業大学 理学部・化学科 卒業
    • 卒業論文: Lyman-α光子検出の射影観測による二電子励起CH4およびNH3分子の研究
    • 指導教員: 河内宣之 先生
  • 2018年4月-2020年3月 東京工業大学 物質理工学院・応用化学系 修士課程修了
    • 修士論文: 液晶相の分子動力学計算の効率化と熱伝導機構の理論的解明
    • 指導教員: 川内進 先生
  • 2020年4月-2023年3月 東京工業大学 物質理工学院・応用化学系 博士課程修了
    (物質・材料研究機構(NIMS)にて研修生・NIMSジュニア研究員として研究に従事)
    (2021年4月-2023年3月 JSPS学振特別研究員DC2)
    • 博士論文: イオン相関を考慮した微視的固体イオニクスに関する理論的研究
    • 指導教員: 館山佳尚 先生(NIMS)・一杉太郎 先生
    • 修博一貫プログラム:物質・情報卓越教育院(TAC-MI)修了
  • 2023年4月-2024年3月 住友化学 デジタル革新部・R&Dデータ科学チーム
    • データサイエンティストとしての研究業務・全社DX推進
  • 2024年4月-現在 東京科学大学 総合研究院(旧:東京工業大学 科学技術創成研究院)・化学生命科学研究所 助教
    • 研究室: 館山・安藤研究室

主な研究内容

化学と物理の狭間で非平衡熱力学に基づく新たな理論計算手法開発を目指す基礎研究と、分子シミュレーションを用いて実材料における種々の現象の微視的に理解し、材料設計へ活かす応用研究の両方の視点から研究しています。特に結晶(固体)と液体の狭間に位置する材料に強い関心を持っています。

下記がこれまでの主要な研究成果です。

キーワード

  • 分子シミュレーション
    • 分子動力学法
    • 量子化学計算
  • 原子スケールの輸送現象・統計物理学
    • 熱伝導
    • 拡散、イオン伝導
    • (粘度, 誘電率)
  • 中間相 / ソフトマター
    • 液晶、高分子
    • 固体電解質、高濃度電解液